闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~
昼休みに私は優希と食堂へ足を運んだ。
前で芦屋たちがランチをもらっている姿が見えた。
そういえば、今日はまだ何もされてない。
Aランチを受け取り、私ちちはテーブルに座った。
「芦屋たち、今日は大人しいでしょ 」
思ってた事を優希に言われて、ドキッとした。
この子、まさか心が読めるんじゃないでしょうね。
「実はね…… 」
「やっぱり読めるの?! 」
思わず口に出してしまった。
優希はキョトンとした顔をしている。
「何言ってんの。 昨日エドマンド先生が忠告したらしいよ。 さすがの芦屋でも、エドマンド相手じゃー止めるしかないよね 」
そう笑って優希は芦屋をチラ見した。
彼女は面白く無さそうな顔をして、どこかへ移動して行った。