闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~

昼休みに私は優希と食堂へ足を運んだ。


前で芦屋たちがランチをもらっている姿が見えた。


そういえば、今日はまだ何もされてない。


Aランチを受け取り、私ちちはテーブルに座った。



「芦屋たち、今日は大人しいでしょ 」



思ってた事を優希に言われて、ドキッとした。


この子、まさか心が読めるんじゃないでしょうね。



「実はね…… 」


「やっぱり読めるの?! 」



思わず口に出してしまった。


優希はキョトンとした顔をしている。



「何言ってんの。 昨日エドマンド先生が忠告したらしいよ。 さすがの芦屋でも、エドマンド相手じゃー止めるしかないよね 」



そう笑って優希は芦屋をチラ見した。


彼女は面白く無さそうな顔をして、どこかへ移動して行った。



< 76 / 224 >

この作品をシェア

pagetop