イジワルイケメンの先生と切なく秘密の甘々恋愛
俺のお姫様だなんて言い過ぎただろうか。


こいつを幸せにはしてやれないのに。


俺のが先に死ぬ病気なのに……ごめんな。


でも俺はおまえが好きだ。


この数ヶ月ではっきりわかった。


愛してる。


たとえ俺が教師で、おまえが生徒であっても


この気持ちは、もう……


「先生、射的があるよ。あの縫いぐるみ取れる?」


敬語をやめてタメ口になった明が話し掛けてくる。


「当たり前だろ。見てろよ」


俺はお祭男だからお祭は得意だ。


五発あった弾丸全てを的に的中させて


大きな熊の縫いぐるみを獲得


お姫様にプレゼントした。
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