イジワルイケメンの先生と切なく秘密の甘々恋愛
「うわぁ。すごいね、カウボーイみたい」


嬉しそうに笑う明


後何年この眩しい笑顔を見られるだろうか?


俺は少しずつ体が宝石になっていく


正直怖い。


死んでからも実験動物のように解体されるんじゃないかとか


宝石を誰かに狙われるんじゃないかと常に不安だ。


今、明といる瞬間だけ安らげる。


「次は金魚すくいでも、するか。競争な」


「えー!不利だよ。大きな熊の縫いぐるみ持ってるのにイジワル」


「それは、おまえが欲しがったんだから俺のせいじゃないな」


「イジワルイジワルイジワル……」


膨れっ面になるお姫様


本当、素直だな。こいつ。


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