大好きだっ

カナシイシラセ

入学式が終わったあと、わたしとなーちゃんと姫は、病院へむかった。大きな県立の病院。

緊急治療室にいると聞いたわたしたちは、すぐむかった。

そこには、泣いている、東郷のお母さん。そして、複雑な医療器をつけられた、東郷。

東郷のお母さんがこっちに向かって歩いてくる。
すると、なーちゃんの前に立ち、思い切りなーちゃんをひっぱたいた。

…!

みんな、息をのんだ。もちろん、なーちゃんも…。

お母さんは、静かに一呼吸おいて、震えた声ではなしだした。
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