大好きだっ
『あ……あなたのせ…せいよ…。あなたのせいで、貴風蒔はこんな目に…。』

何が起きたのかわからない。姫もわたしも、お母さんをただ見つめるだけ。

なーちゃんは、ぷるぷると肩を震わして、しきりになにかつぶやいている。

『……しの…ぃで、とぅご…は』

『わたしのせいで東郷は、こんな目に逢ったんですか?』
すごく強気のなーちゃん。
姫は、『ほらっ!強気にならないでっなーちゃん。』と、止めている。
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