Forever*きみとの未来
ピーポーピーポー


電子音とともに彼は連れられていった


いつの間にかできていた人垣も今はみなそれぞれの場所へ戻ろうとしていた


そんな中一人の青年がジュンダイにカメラを向け歩み寄ってきた


「きみ、名前は!!??」


「ジュンダイです」


「たいした手柄だね。俺□□新聞社の者なんだけどたまたま現場に行く途中だったんだけど一部始終みさせてもらったよ」


青年は半ば興奮ぎみだった

「手柄なんて思ってません。俺はただ…島(沖縄)の言葉で俺の気持ちを伝えただけですから」


「命どぅ宝っていっていたよね!!??きみ、あ…いやジュンダイくんは沖縄出身なのかな!!??」


「俺の故郷は…
俺の故郷は(声を大にして)ニッポンです!!」


はははこりゃ大物だと青年は笑った


「ジュンダイくん、きみの記事をかかせてもらってもいいかな」


ジュンダイはまさかそれが
全国紙とは知らずに


「かまへんで」了解していた

翌日…昨日の出来事がまるで嘘だったかのように
また穏やかな朝を迎えた


今日も晴れやッツ!!!


今日は飛ばすでー
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