強さ、時々弱さ


皆は心配そうに
私の顔を見つめている。



「あたし、大丈夫。
負けたくないの。だから…」



「いいんじゃないか。」




「…え?」




「行かせてやれよ。
本人が言ってるんだから大丈夫だろ。」



恵輔君…。




「でも恵輔…」





< 114 / 345 >

この作品をシェア

pagetop