強さ、時々弱さ


すると向こうから
大きなエンジン音が鳴り響く。




ぶおおおおお



「ほら、これ被れ。」



「わっ!」



投げられたヘルメットを受け取る。
すると目の前に大きいバイクを押す
恵輔君の姿があった。




「す、すっごい!!」



「そうか?」



といって慣れた手つきで
ヘルメットを付けバイクにまたがる。




「早く乗れよ。」



そういって恵輔君が手を
差し伸べてくれた。



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