強さ、時々弱さ


「じゃあ、行こうか。」



そういって古坂君は
あたしの手を握って来た。
あまりにも強く
震える手を
離すわけにも行かず
そのまま流れに任せて
古坂君の引っ張られるがまま。



昇降口へ行くまでにも
沢山の視線を感じた。




でも古坂君は
そんなこと気にしてないみたい。




会ってほしい人って
一体誰なんだろう・・・





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