強さ、時々弱さ


「それは透流様の
卒業式のときの写真ですよ。」



「えっ…」



「おぉすみません、
びっくりさせてしまいましたかな」




「あ、いえ…」




そこにいたのは白髪のおじいさんだった。
4人の執事であり、4人は
本当のおじいさんのように
接している人。



「白金指揮団の皆さんは
昔に大きな傷を背負っておられるんです。」




「大きな…傷?」



大きな傷って…?
あんな楽しそうに毎日
笑っている皆が?





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