強さ、時々弱さ



玲は隣の大学に通っている。
俺たちの大学はなぜか
隣同士になっていてしかも
入退場は自由。
昼の時間だけはこうやって
3人一緒に食うようになった。




それもあいつが
お弁当を作ってくれるように
なった時から。



「玲、悪いな。真幸が道草食ってたから。」




「食ってない食ってない!!」



「別にええよ。気にしてないから。」



「じゃあ、今日もいただきましょう!!
朝陽ちゃんの手作りお弁当☆」




「そうだね。」





いつもとかわらない昼休み。
でもやっぱり気になる…
俺のこの胸のざわつきが。





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