いまでもずっと…

気付くと男子高生に
抱き締められていた。


「え!?ひやぁ!!
なんなんですか!!?」

思わず突き飛ばして
しまった。

彼は少しふらつき
切なそうな顔をしながら
必死に訴えてきた。


「杏奈!!
俺.あれから1日だって
杏奈を忘れた日なんて
なかった。
ずっと好きだった…
いやいまでも大好きだ!


もう1度戻ろうよ??」


「い…やちょっと
ちょっとまって!!
私は杏奈じゃない!!
夏希っ」


「えっ??」


「山崎夏希っ!!」

「杏奈じゃないのか?」

「そうだよ」

「ごめん。
つか本当に悪い。
悪気はなかったんだ…
ただ本当に人違いで…」

なにこの人…!?
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