いまでもずっと…
その日の午後
私は悠哉の家に来ていた。
「ねえ~ゆうやっ?」
「ん?!」
寝ながらテレビを
見ている悠哉に
くっつきながら
話しかけた。
「悠哉は将来
何になりたいの?」
「え?ああ俺っ?
俺は設計の勉強したい」
「そうなの?」
「ああだから地元の
N大学を狙ってる」
「え?!そんなに
本気で考えてるの?」
まだ進路を考える
気もなかった私は
なんだか悠哉が
遠くへいってしまいそうな…
自分1人だけおいて
行かれそうな寂しさ
というより不安で
いっぱいになった。