ダブルベッドとあなたのKissと



「別に。美しい方だな、と思って」


お世辞見え見えいけしゃあしゃあと手慣れた笑顔を見せるイケ男を、
あたしは軽くにらみつけた

「あっそう。ありがとうございます。あなたこそ若くて美しいんだから、真面目に恋愛したらどうなのよ!?」

「真面目な恋愛なんてクソ喰らえだよ?するだけ無駄」

爽やかな笑顔で
何を堂々

「・・・出来るうちにしておきな。私みたいなアラサーになったら出来ねぇぞ、恋愛すら」

「え?さっき、25って言ってなかった?」

げ。

まずい。
墓穴掘っちった

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