花よりも美しく
生活の変化
目を覚ませば、ベッドの上には月子1人
忍の姿はない
「・・・・・・ッ」
ベッドから降りようと、体を動かせば、お腹辺りが軽く痛んだ
「・・・・・・・・・・・・こんな形で、初めてを経験するなんて・・・」
シーツを見れば、その証が白を染めている
「う・・・ッ」
それを見ていると吐き気がして、口元を押さえる
視線を外し、外へと目を向ければ、真っ青な空
梅雨晴れをした空が、嫌味に感じてしまうくらい、朝の目覚めは最悪だった