花よりも美しく


月子が実家に帰って来てから、5日目の朝

園村の家へと帰る日が来た

本当は、もう少し居たかったが仕方がない

月子は荷物を片手に、玄関から外へ出る


「・・・・・・・・・・・・!!」


外へ出て、自身の目に映った人物の姿に、言葉を失う

間違えることなどできない

何度も何度も、探していた

ずっと、小さい頃から一緒だった


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