花よりも美しく
理生の思いと真子の叱責
園村の家に月子がいないことを知った理生は、御子柴学園へとすぐに向かった
が、学園にも月子の姿はなかった
「お母さんが亡くなったって、ホントだったんだ・・・」
半信半疑であったが、ここまで来ると信じる他ない
「どうするかな・・・」
「理生さん?」
悩んでいた理生に、凛とした声が聞こえた
「真子、ちゃん・・・?」
「どうかしたんですか?」
何をするでもなく、校門に立ち尽くしている理生