花よりも美しく


「月子ちゃんに用、ですか?」

「うん、まぁ・・・」


困ったような理生に、真子は聞いてみることにした


「理生さん、月子ちゃんのことが好きなんですか?」

「え・・・?」

「本当に、好きなんですか?」


真子に詰め寄られて、理生は困惑してしまう


「好きでないなら、構わないであげてください。これ以上、彼女の心を乱すべきではないと思います」

「・・・・・・・・・好きだ、っていうのは本当だよ」


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