花よりも美しく


2人を見送った後、バイト先の花屋に向かった月子

花屋自体は体力を使うが、お客さんが頻繁に来ることは滅多にない

その為、バイトの時間だと言うのに、月子と店長はティータイム

店内に、優しい紅茶の香りが広がっている


「暇ねぇ。テレビでも見る?」

「仕事中ですよ、店長・・・」


いつものことだが、店長のやる気のなさに苦笑い


「真面目ねぇ。じゃ、本でも読んでおくわ」


週刊誌を取り出して、店長は読書にふける


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