花よりも美しく
君のために花は咲く
「行きましょうか?」
「えっと・・・。意味がよく、分からないんですけど・・・」
唐突な店長の言葉に、バイトを終えた月子は困惑の声を発する
「待ってても、月子ちゃん行かないでしょ?」
「どこにですか?」
「作品展。行く気、ないでしょう?」
店長の言葉に、胸が痛い
「い、行きますよ・・・」
「今日が最終日なのよ。知ってた?」
「う・・・ッ」
反論できなくて、月子は顔を逸らしてしまう