花よりも美しく
「さ、行きましょ!!」
月子の手を掴むと、店長は閉めた店の裏口から、楽しげに飛び出した
辺りを見回し、警戒心丸出しの月子に構わず、店長はさっさと別行動を取り出した
「店長~・・・」
「後でね、月子ちゃん」
ヒラヒラと手を振って、店長は消えてしまった
「どうしよう・・・。勝手に帰るわけにもいかないし・・・」
そういう所が、真面目な月子
仕方がないので、月子は隠れながら見て回ることにした