花よりも美しく
見知った顔に、理生は甘えるような声を出す
「え~?ダメだよ~」
「なんで?彼氏でもできた?」
「違うけど~・・・」
言いよどむ女の子に、理生は首を傾げる
「真子ちゃんがね~」
「・・・真子ちゃん?なんで真子ちゃんが出てくんの?」
「・・・・・・理生。理生は、幸せだよ。あんな風に言ってもらえて」
「は?」
言ってる意味が分からない
首を傾げる理生を放って、女の子は笑顔で走り去った
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