花よりも美しく
「え・・・・・・?」
そんなことを言われると思っていなかったので、月子は驚いてしまった
「月子さんなら、きっとあの子の支えになれると思うの」
「そんなこと・・・」
珠子の言葉に、月子はうつむいてしまった
結婚したが、忍のことは何も知らない
彼の支えになれると言われても、彼はそれを望まないだろう
「・・・・・・・・・・・・」
「ごめんなさい。そんなこと突然言われても、困ってしまうわね」