花よりも美しく


間近に迫る忍の顔に、月子は不謹慎ながらも、ドキドキしてしまう

こんなにも間近で異性の顔を見るのは初めてだし、何より綺麗すぎる顔に、月子は顔が赤くなる


「やめろ・・・ッ。僕を見るな・・・。僕を見るな・・・・・・」

「あの・・・。大丈夫、ですか・・・??」


近づいたかと思うと、忍はその場にうずくまってしまった


「お水、取ってきましょうか・・・?」


軽く、肩を叩いてみた


────グイッ


「キャ・・・ッ」


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