花よりも美しく
言われて、月子はうつむく
こんな状況で、なんと声をかければいいのか・・・
「・・・・・・・・・」
ベッドを降りて、月子は躊躇いながら、忍の頬に手を伸ばす
「ん・・・」
触れるだけの優しいキスに、忍が驚いて、声を失う
「・・・慰めるの、下手だと言うので・・・」
言葉ではない方法で、忍の傷を癒してみようと思った
ただ、ものすごく恥ずかしくて、月子はまともに忍の顔を見ようとしない
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