花よりも美しく


そう言って、理生が月子の唇を自分の唇で塞ぐ


「ん───ッ!!!」


何が起きているのか分からなくて、涙も止まる

手を掴まれたままで、抵抗できない


「やめ・・・ッ」


一瞬離れた唇が、再び月子を襲う

唇を犯される感触に耐えきれず、自由になる足で抵抗する


「痛ッ!!」


やっと離れた理生に、月子は涙目で睨む


「な、なにするんですか?!」

「なにって・・・。別に初めてじゃないだろ?」


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