ひかり
遥との待ち合わせ場所のマックに行った。
 「はーるーかっ!久しぶりだね!」
3日ぶりに合ってあたしはテンションが上がっていた。
遥は・・・それほどでも無くて、愛想笑いしてるところもあった気がした。
あたしはそれに気づきながらも気づかないふりをしてハンバーガーを食べていた。
 「あのね!今日はホントコケちゃう日だったの!あはっ!」
遥の異変に気づきながらもあたしは大声で話していた。
どうしたの?
なんてとても聞けそうな雰囲気じゃなかった。
あたし・・・あたしが悪いのかな?
不安になってあたしは座っていることが辛くなって立ち上がった。
 「あたし帰る。」
お金だけ置いてマックを走って出た。
家はすぐ近くですぐに着いた。
なんで遥は何も言ってくれないの?
あたしは辛くて苦しくて頭を抱えた。
せっかくのデートだったのに、楽しくなかった。
楽しませることができなかった。
何だろう。自分が分からない。
やっぱりあの日死んだほうが良かったのかな?
あたしなんか・・・。
キッチンに走ってあたしはナイフを持ち出した。
久しぶりのリストカットの挑戦だった。
前はできなかったけれど、今はできそうだった。
 「あ・・・」
気づいたら手首からは大量の血。
あたし、リスカをしてしまった。
 「あ・・・ぁ・・・あ・・・あああああああああああ!」
泣き叫んだ後すぐ目をつぶった。
死ぬんだ。死ぬんだ。
あたしの人生終わったんだ。
馬鹿だ・・・あたし・・・。



pururururu~
家には電話が鳴り響いた。


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