ひかり
第2章
あたし
まだ少し肌寒く感じる季節、春。
桜が少しずつ散ってきた。
今日からあたしは中学3年生になる。
受験勉強に専念していい高校に入らなきゃいけないと、気が入っていた。
授業も今まで以上に真剣に聞いた。
くだらない話をしているクラスメイトを馬鹿だなあとか思ったりもした。
それくらい、受験にかけた。
「夏恋ちゃんはどこの高校行きたいの?」
中3でまた同じクラスになってよく話しかけてくるようになった梓。
梓はあたしが変なことしないかって不安で優しくしてくれているんだと思う。
転校時はあたしと会話もしてくれなかったし・・・。
「C高校かな。家から近いし制服とかの規則もほとんどないっていうし。」
C高校はここらへんでは1位2位を争うくらいのレベル。
あたしはそこを目指す。
ただ、今のランクをあと1個あげなければ合格が当日点にかかってしまうことになるから焦っていた。
「あたしはM高校かなぁ。将来的に音楽系の仕事に就きたくて。」
M高校は私立でハッキリ言って頭は良くない。
でも音楽の成績が良くて音楽をするならM高校がいいらしい。
あたしは絶対いやだけど・・・。
「頑張れ。」
梓と真面目な話以外をすることはほとんどなかった。
今日の出来事とか、勉強について話したり教えあったりするくらいで。
美羽のように話しかけてくれるけど、美羽とは全然違った。
美羽とは真面目な話ほとんどしなかったから。
放課後、少ないお小遣いをためて受験勉強の教材を買いに行くことにした。
家のお金は全て麻那ちゃんのバイトと国からの少しの寄付。
それでお小遣いをためたということですごく財布が重く感じた。
近くの本屋さんにに行った。
教材はたくさんあって、受験向きなのを何冊か購入することにした。
「4076円でございます。」
店員さんはこの大金をスラスラと言った。
あたしはちゃんと丁度で払った。
「ありがとうございました。」
お金が底をついた。
残額は54円。
あと1ヶ月あたしはお金を使わないで生きることになった。
桜が少しずつ散ってきた。
今日からあたしは中学3年生になる。
受験勉強に専念していい高校に入らなきゃいけないと、気が入っていた。
授業も今まで以上に真剣に聞いた。
くだらない話をしているクラスメイトを馬鹿だなあとか思ったりもした。
それくらい、受験にかけた。
「夏恋ちゃんはどこの高校行きたいの?」
中3でまた同じクラスになってよく話しかけてくるようになった梓。
梓はあたしが変なことしないかって不安で優しくしてくれているんだと思う。
転校時はあたしと会話もしてくれなかったし・・・。
「C高校かな。家から近いし制服とかの規則もほとんどないっていうし。」
C高校はここらへんでは1位2位を争うくらいのレベル。
あたしはそこを目指す。
ただ、今のランクをあと1個あげなければ合格が当日点にかかってしまうことになるから焦っていた。
「あたしはM高校かなぁ。将来的に音楽系の仕事に就きたくて。」
M高校は私立でハッキリ言って頭は良くない。
でも音楽の成績が良くて音楽をするならM高校がいいらしい。
あたしは絶対いやだけど・・・。
「頑張れ。」
梓と真面目な話以外をすることはほとんどなかった。
今日の出来事とか、勉強について話したり教えあったりするくらいで。
美羽のように話しかけてくれるけど、美羽とは全然違った。
美羽とは真面目な話ほとんどしなかったから。
放課後、少ないお小遣いをためて受験勉強の教材を買いに行くことにした。
家のお金は全て麻那ちゃんのバイトと国からの少しの寄付。
それでお小遣いをためたということですごく財布が重く感じた。
近くの本屋さんにに行った。
教材はたくさんあって、受験向きなのを何冊か購入することにした。
「4076円でございます。」
店員さんはこの大金をスラスラと言った。
あたしはちゃんと丁度で払った。
「ありがとうございました。」
お金が底をついた。
残額は54円。
あと1ヶ月あたしはお金を使わないで生きることになった。