春夜姫

「あ」
 春夜姫の口から、声が漏れました。

「魔法が解けたのね」
 それはそれは可愛いらしい声でした。
 
 春夜姫は嬉しさのあまり、青い鳥を抱きしめ、そのくちばしに口づけをしました。するとどうでしょう。突然、青い鳥の中から光があふれ出しました。春夜姫はあまりのまぶしさに目を瞑りました。



< 18 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop