~Snow White~『最終巻』
第十章
真冬が去った店の中で
気が抜けたように
雪湖はぼーっとしていた。
しばらくして帰ってきた恭吾に
兄夫婦がコソコソ話をしていた。
雪湖の背中を強く恭吾が
叩いた。
「痛~~い!!!」
雪湖は振り向いて立ち上がった。
「よう!!
何ぼーーっとしてんだよ」
「おかえり・・・・
足の具合どうなの?」
「ま~ま~だよ」
「早くよくなるといいね」
雪湖が微笑んだ。
「従妹来てたんだって・・・」
恭吾はすまなそうに言った
気が抜けたように
雪湖はぼーっとしていた。
しばらくして帰ってきた恭吾に
兄夫婦がコソコソ話をしていた。
雪湖の背中を強く恭吾が
叩いた。
「痛~~い!!!」
雪湖は振り向いて立ち上がった。
「よう!!
何ぼーーっとしてんだよ」
「おかえり・・・・
足の具合どうなの?」
「ま~ま~だよ」
「早くよくなるといいね」
雪湖が微笑んだ。
「従妹来てたんだって・・・」
恭吾はすまなそうに言った