~Snow White~『最終巻』
「ちょっと急いでいい?
俺はこれに乗らないとマズイ・・・」



「あ、うん」


慣れてない階段なせいか
真冬のスピードが少し遅かった。



「急げ~」



恭吾が、真冬の腕をとって
駆け降りて


もうすぐ・・・というとこで
真冬がバランスを崩した。



「キャーーーー」





真冬の体が落ちかけるのを
恭吾がかばって

下に降りた時に
足首が

ゴキッ


と鳴った・・・・・・。


「やっちまった・・・・・」

恭吾はつぶやいた。
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