~Snow White~『最終巻』
それから何度か

顔を合わせた。


どこか・・・・


どこかだけど雪湖に似てるような
気がした・・・・




「そういえば名前って
ちゃんと言ってなかったわね。
恭吾くんの名字は?」



「堤下だよ、家がラーメン屋なんだ。
麺堤ってさ~今度おごるから
店来いよ。」



「ラーメン?大好き!!」


真冬はにっこり笑った。



「私は、大柴 真冬
大柴っていうの。」



恭吾の脳が拒否反応を示した。



「大柴?」





もう会っちゃだめだ・・・・
恭吾は思った。
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