~Snow White~『最終巻』
「トモくん~」

いつも以上に甘える声は


雪湖に見せつけてるとしか思えない



恭吾との一件から
真冬のいやがらせな態度が
ひどくなった気がする。


ここで世話になる以上は
耐えなければいけない・・・・




「おとうさま・・・・
お話があるの・・・・」



夕飯のセッティングをしている
雪湖に聞こえるように
ソファーで新聞を読む
竜平に声をかけた。



ミツが
「お皿をもう一枚用意して」


そう言ったので
キッチンに戻った。
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