~Snow White~『最終巻』
稔は笑った。


「元気だよ。にこやかに
楽しく暮らしてるよ。」


「そうですか・・・・」



「会いに来ていいんだよ。
雪湖もそう思ってる。
三原に連絡してくれれば
会える手はずになってるから。」



そう言うと
数人の社員に囲まれて
去って行った。




応接室のドアをノックした。



「はい・・・・」


「吉沢です。」



「はいれ・・・・」



竜平は窓を見ていた。



「大槻社長、なんだって
言ってるんですか?」
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