~Snow White~『最終巻』
携帯がどんなことになってるか
怖かった。


雪湖の寝顔を見ながら
携帯の電源を入れると

留守番電話やら
メールやら


ため息が出た。


留守電には
竜平からのメッセージも入っていた。



『突然休んで 何をしてる?
メッセージ見たら連絡よこせ。
今夜は、家でメシでもしよう。』


それからは真冬の

『どこにいるの?』攻撃


しばらく見てると
華からもメールがきていた。


『具合いかがですか?
マンションに行ったけど留守で…
社長のところかしら?
帰ってきたら連絡下さい。
仕事の引き継ぎもしたいし・・・』


華との関係・・・・


ここもクリアーにしなければ
いけない・・・・


華の静かな笑顔が浮かぶと
また心が沈んだ。
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