~Snow White~『最終巻』
「突然なんですもん。」


シャンプーの香りがした。



「ごめん……話があったんだ。」



「何か食べます?」



「いや、いらない。」



「そう・・・・」




コーヒーの香りが部屋に広がった。


自分の好きなコーヒーを
華は知っていた。


仕事でのサポートも完璧だった。

そして苦しい時
支えてくれたのも華だった。



「どうぞ・・・・」




「ありがと・・・・」




華がソファーに座った。
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