~Snow White~『最終巻』
出発はあさって・・・・・


窓を開けると初雪で白くなっていた。


「雪が降ったんだ・・・」


窓から見える庭が真っ白になっていた。


「寒い、寒い・・・・・」


階段を下りて行くと


「おはよう」声がして
雪湖は飛びあがった。



「よく寝たかい?」

稔がコーヒーを飲んでいた。


雪湖は後ろめたさに心臓がドキドキした。



「あ…どうしたんですか?
連絡くれたらよかったのに~」

平静を装うと必死だった。
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