~Snow White~『最終巻』
物心ついた時は
姉が抱きしめてくれた。
父親もわからず
母親にも捨てられた
夏絵と智久だった。
母親の存在を気にしたのは
夏絵が美春を産んだ時だった。
それまでは
いつも夏絵と竜平がいて
二人は自分だけのものだったけど
次々と生まれる二人の子どもたちの中で
自分は一人なんだと感じた。
雪湖のような辛い思いはしたわけでは
ないけれど・・・・・
家族というなの絆が
強くなるたび
自分の孤独さを感じる。
優しくしてもらっても
不自由がなくても
ここにいていいいのか
そう思いながら生きてきた。
姉が抱きしめてくれた。
父親もわからず
母親にも捨てられた
夏絵と智久だった。
母親の存在を気にしたのは
夏絵が美春を産んだ時だった。
それまでは
いつも夏絵と竜平がいて
二人は自分だけのものだったけど
次々と生まれる二人の子どもたちの中で
自分は一人なんだと感じた。
雪湖のような辛い思いはしたわけでは
ないけれど・・・・・
家族というなの絆が
強くなるたび
自分の孤独さを感じる。
優しくしてもらっても
不自由がなくても
ここにいていいいのか
そう思いながら生きてきた。