~Snow White~『最終巻』
「実は・・・・・」
「雪湖があなたの娘だとか?」
夏絵が言葉を遮った。
「あ・・・・・・いや・・・・」
竜平は言葉に詰まってしまった。
「そう。
そうだと思ったわ・・・・。
双子だからとも思ったけれど
雪湖は利香さんによく似てるけど
あなたに似てるところもあるわ。
洋平さんの結婚相手がまさか
利香さんだなんて思ってなかったから
双子の父親にすっかり
振りまわされちゃった。」
夏絵は明るく言った。
「ごめん・・・・
このまえはみんなの手前
ちゃんと言えなくて・・・・
おまえを裏切ってごめん・・・」
夏絵は竜平の前に立った。
「私はあなたを愛してるから
あなたが私のそばにいてくれるだけで
幸せよ・・・。
利香さんの影におびえてもいたけど
あなたは私を選んでくれた。
苦しい時、私とトモを救ってくれたのは
リュウだもん・・・・・。
あなたを許さなかったら
罰があたるわ。」
夏絵の暖かい手が
竜平の手をとった。
「すまない・・・・・」
竜平は夏絵に頭を下げた。
「雪湖があなたの娘だとか?」
夏絵が言葉を遮った。
「あ・・・・・・いや・・・・」
竜平は言葉に詰まってしまった。
「そう。
そうだと思ったわ・・・・。
双子だからとも思ったけれど
雪湖は利香さんによく似てるけど
あなたに似てるところもあるわ。
洋平さんの結婚相手がまさか
利香さんだなんて思ってなかったから
双子の父親にすっかり
振りまわされちゃった。」
夏絵は明るく言った。
「ごめん・・・・
このまえはみんなの手前
ちゃんと言えなくて・・・・
おまえを裏切ってごめん・・・」
夏絵は竜平の前に立った。
「私はあなたを愛してるから
あなたが私のそばにいてくれるだけで
幸せよ・・・。
利香さんの影におびえてもいたけど
あなたは私を選んでくれた。
苦しい時、私とトモを救ってくれたのは
リュウだもん・・・・・。
あなたを許さなかったら
罰があたるわ。」
夏絵の暖かい手が
竜平の手をとった。
「すまない・・・・・」
竜平は夏絵に頭を下げた。