~Snow White~『最終巻』
「仕事辞めようと思ってる。
今まで…何度も思ってたんだ。
やっと決心がついたよ。」
「私 聞いてみたかったの。
どうしてスパイさせられたり
社長に従順すぎるのが不思議だったの。」
美春は、社長の尻ぬぐい的な仕事を
させられている三原が不思議だった。
「俺の実家は料亭なんだけど
兄貴たちが事業を広げすぎて
負債を負ったんだけど
その時ひいきにしてくれてた
社長がその負債分を引き受けてくれたんだ。
父親はもう首をくくるしかない
そう言って毎日過ごしてきたから
社長のおかげで我家はまた
こうして料亭を続けていられるんだ。
みんなで感謝したよ。
おかげで俺は大学も無事に卒業できた。
その時、社長が
『聡は卒業したら俺の片腕になれ』って
言ってくれたんだ。
嬉しかった。
俺はどっちかというと
機械をいじったり作ったりするのが得意で
あまり人と触れ合うことは
苦手だったんだ。」
「そうなの?
あなたはいつも明るくて楽しくて
私は入社した時 すぐにあなたに
好意をもったのよ。」
「こうなれたのも
社長のおかげなんだよ。
社長と付き合うことでたくさんの刺激を
受けて俺は変われたと思ってる。
学校の休みの時は、
社長について一緒に外国に出かけた。
いろんな経験をさせてもらった。
人間としてすごく尊敬してるんだ。」
三原の瞳はキラキラしていた。
今まで…何度も思ってたんだ。
やっと決心がついたよ。」
「私 聞いてみたかったの。
どうしてスパイさせられたり
社長に従順すぎるのが不思議だったの。」
美春は、社長の尻ぬぐい的な仕事を
させられている三原が不思議だった。
「俺の実家は料亭なんだけど
兄貴たちが事業を広げすぎて
負債を負ったんだけど
その時ひいきにしてくれてた
社長がその負債分を引き受けてくれたんだ。
父親はもう首をくくるしかない
そう言って毎日過ごしてきたから
社長のおかげで我家はまた
こうして料亭を続けていられるんだ。
みんなで感謝したよ。
おかげで俺は大学も無事に卒業できた。
その時、社長が
『聡は卒業したら俺の片腕になれ』って
言ってくれたんだ。
嬉しかった。
俺はどっちかというと
機械をいじったり作ったりするのが得意で
あまり人と触れ合うことは
苦手だったんだ。」
「そうなの?
あなたはいつも明るくて楽しくて
私は入社した時 すぐにあなたに
好意をもったのよ。」
「こうなれたのも
社長のおかげなんだよ。
社長と付き合うことでたくさんの刺激を
受けて俺は変われたと思ってる。
学校の休みの時は、
社長について一緒に外国に出かけた。
いろんな経験をさせてもらった。
人間としてすごく尊敬してるんだ。」
三原の瞳はキラキラしていた。