~Snow White~『最終巻』
「だけど…美春と出会ってから
辛くなった。
スパイとして大柴に入って
社長の人柄に触れて…吉沢たちと
仕事していくとどんどん辛くなってきた。
本当に…本当は…きつかった……
毎日逃げ出したくて
でも社長に縛られてる自分は
逃げるわけにはいかない。
今まで自分を信じてきてくれた仲間が
自分に失望するのが
辛かった………
だけどおまえだけは
俺を信じて追いかけてくれた。
嬉しかったんだ……」
「私は知ってたよ。
辛そうにしてたこと……
私のことも最初は大槻社長命令だったにしても
絶対に私のこと思ってくれてたって…」
「大柴の長女を利用しろ
それが社長のもう一つの命令だった。
可哀そうなことをしたね。
仲良し家族に亀裂を入れてしまった。
それが社長の企みの一つだった。
大柴社長には
普通じゃないほどの恨みを持っているから
美春とこれ以上一緒にいたら
泣かせてしまうんじゃないだろうか
そう思うと不安で不安で
距離をおくしかなかったんだ。
別れる時、辛くないように……
だけど……辛かったな……
俺はすごくキツかった………
俺にとって美春がどんだけ大きい存在だったか
知らされたよ。」
三原は優しく
美春の髪の毛を撫ぜた。
「じゃあ…もう別れるって言わない?」
「言わないよ。
ずっと一緒にいよう。
大柴社長は許してくれるかな……」
「うん、きっと大丈夫……」
美春は幸せの絶頂にいた・・・・・。
辛くなった。
スパイとして大柴に入って
社長の人柄に触れて…吉沢たちと
仕事していくとどんどん辛くなってきた。
本当に…本当は…きつかった……
毎日逃げ出したくて
でも社長に縛られてる自分は
逃げるわけにはいかない。
今まで自分を信じてきてくれた仲間が
自分に失望するのが
辛かった………
だけどおまえだけは
俺を信じて追いかけてくれた。
嬉しかったんだ……」
「私は知ってたよ。
辛そうにしてたこと……
私のことも最初は大槻社長命令だったにしても
絶対に私のこと思ってくれてたって…」
「大柴の長女を利用しろ
それが社長のもう一つの命令だった。
可哀そうなことをしたね。
仲良し家族に亀裂を入れてしまった。
それが社長の企みの一つだった。
大柴社長には
普通じゃないほどの恨みを持っているから
美春とこれ以上一緒にいたら
泣かせてしまうんじゃないだろうか
そう思うと不安で不安で
距離をおくしかなかったんだ。
別れる時、辛くないように……
だけど……辛かったな……
俺はすごくキツかった………
俺にとって美春がどんだけ大きい存在だったか
知らされたよ。」
三原は優しく
美春の髪の毛を撫ぜた。
「じゃあ…もう別れるって言わない?」
「言わないよ。
ずっと一緒にいよう。
大柴社長は許してくれるかな……」
「うん、きっと大丈夫……」
美春は幸せの絶頂にいた・・・・・。