~Snow White~『最終巻』
恭吾は、スポーツ推薦を受けて
札幌の私立高校に通っていた。

親元を離れて
学校の寮に入っている。


「サッカーでは結構有名なんだぞ」


雪湖が知ってくれないかと
ずいぶん名前をうってみたこと

「ごめんね、スポーツには縁遠くて……
テレビもネットも見たことがないの。」



「まぁ~そうだよな。
興味ないと見ないか~~
いつか気づいてほしいって思ってた。」


「頑張ってるのにごめんね。」



「いいよ、会えたんだし~
なんか運命感じるな~~~
あきらめかけてたから……」

恭吾は、とても背が高かった。
雪湖の頭は肩にも届かない。


「ちょっと・・・待ってて!」
恭吾はアクセサリー店に入って行った。
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