~Snow White~『最終巻』
卒業後の費用は稔が
出してくれることを
快諾してくれた。


雪湖はホッとした。



ただ

「雪湖ちゃんは別に
働くことないんだよ。
私のとこに来て、私の手伝いをするといい。
この会社は君の会社でもある。
看護学校に行ってもいいけど
うちに就職してもいいんだよ。」



稔はそう言った。



「勉強はしたいんです。
だから・・・・」




「まぁ、いいさ。
君のやりたいことをしてる姿も
私にとっては
頑張る材料になるからな。
もうすぐそっちにいくからまた
食事しよう。」



稔の優しい声に
包まれた。
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