ダイエット大作戦!
香月君は、サメが入っている水槽の所でピョンピョンと跳ねていた。


「香月君。走ったら危ないよ。」


「サメ…見えない…」


人が多いせいで、香月君では見えなくなっていた。


「しょうがないな。」


宏人さんはそう言うと、香月を肩車した。


「これで見える?」


「うん!お兄ちゃんありがとう!」


宏人さんの肩の上で香月君は、はしゃいでいた。


「あっ!かー君!」


声がして振り向くと、女の人が走ってきた。


「お母さん!」


宏人さんはゆっくりと香月君を下ろすと、香月君はお母さんの所に走って行った。
< 105 / 184 >

この作品をシェア

pagetop