ダイエット大作戦!
「結城さんのS~!」


いつもはハキハキしていて優しい結城さんがここまでSだとは私は思ってもいなかった。


「ごめんごめん。姫香ちゃんが可愛くてつい。それよりこれ着て。」


結城さんは自分のパーカーを私に羽織らせた。


「結城さん?」


「好きな女の子の水着姿を他の男に見られるのは嫌だからちゃんと着ててね。」


ニコッと爽やかに笑い私の髪をクシャクシャと撫でた。


(そうだ。結城さんは私のこと…)


いきなり思い出して、私は顔を赤くし俯いてしまった。
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