ダイエット大作戦！
ゲーセン
次の日になると、大地さんはバイクで私の屋敷に来た。


「おはよう姫香。」


「姫香？」


いつもは、ちゃんづけをしている大地さんが呼び捨てしたので私は首を傾げた。


「だって今日１日カレカノでしょ？だったら呼び捨ての方良いし、姫香も俺を呼び捨てで呼んで。」


「大地…………さん」


年上の人を呼び捨てにするなんて私には出来なかった。


「さん付けないでよ！あと敬語禁止ね！もし言ったらキスしちゃうからね。」


ペロッと舌を出して大地は私を見てきた。


「わかったよ。大地今日はどこ行くの？」


「ひ・み・つ!とりあえず、バイクに乗って。」


「えっ？でも…」


バイクに乗ったことの無い私が怖がっているのに気づき、大地は優しく私の頭を撫でてきた。

「大丈夫だよ。俺にギュ～て抱きついてたら落ちないから。」

私は、コクリと頷きバイクに乗り大地にしっかり抱きついた。
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