ダイエット大作戦!
でも、6歳になったばかりの俺には、難しい事ばかりで失敗ばかりしていた。


「またお前か!輝、真面目にしてるのか?」


父に叱られ何もかもが嫌になった俺は屋敷から飛び出した。


「~~っ…」


声を押し殺すようにして泣くと、後ろから足音が聞こえてきた。


「あなた誰?」


そう聞かれて振り向くと、丸い俺と同じくらいの女の子がいた。


「どうして、泣いてるの?」


「何でもない!あっち行って!」


そう言うと、女の子は走って行ってしまい俺は1人になった。
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