ダイエット大作戦!
(こいつ、私がいるのに。)


イライラが募り怒鳴ってやろうと思うと明はまた話し始めた。

「でも、いくら姫香さんが頑張っても私には適いませんよね。元が違うのですもの。」


明の言葉を聞いて私はすぐに輝を見た。


(お願い…言わないで!)


「ええ、明様の方がとてもお綺麗ですよ。」


ニコッと笑い明に言う輝を見て私は涙が込み上げてきた。


「輝様、ありがとうございます。では、私達はデートの続きを。」


気分を良くした明は、男の子と手を繋ぎ行ってしまった。
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