ダイエット大作戦!
私は知らぬ間に涙が溢れていた。


「姫香さん、ダイエットを諦めないでとは言わない。けどもしまた挑戦するなら僕に言って。力になるから。」


宏人さんはそう言って私が泣き止むまで頭を撫でてくれた。


「すっすいません…。ありがとうございました。」


私がそう言うと宏人さんはそっと私から離れた。


「姫香さん、これ食べてみて。」


宏人さんがそう言って出してきたのは、カラフルなゼリーだった。


「綺麗。」


「今度の大会に出すんだ。一番最初に姫香さんに食べて欲しくて…」


少し照れたような顔をして宏人さんは、言ってきた。
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