ダイエット大作戦！

学校に着き車から出ようとすると、会いたくない人が目の前にいた。


「ごきげんよう。輝様!……と姫香さん。」


「おはようございます。明様。今日もお美しいですね。」


輝がそう言うと明は自分の髪を指で巻き上目使いで輝を見た。

「輝様にそんな風に言われるなんて明嬉しいです。姫香さんもとっても愛らしく可愛いですから。」


いつもはデブだのなんだの言うのに、輝の前ではガラリと変わる明にイライラし、私は拳を握りしめていた。


「輝。私もう行くね。」


「行ってらっしゃいませ。お嬢様」


輝に見送られ、私は教室に向かった。